今回は、公民的分野の国際貢献、援助について考える授業です。
「大人になって、あるアジアの国へ旅行に行きました。すると、空港で少女に寄付を求められました。あなたはどうしますか?理由とともにかきましょう」援助とはどういうことなのか考えるきっかけにすしましょう。少額の募金をする人、本人の問題なので無視する、というような意見が出たりします。
この時に地理や公民などで、貧困について深く考察していると展開しやすいと思います。例えば、「発展途上国の人々はなぜ貧しいのか」「貧困のスパイラルを解くにはどうすればよいと思うか?」といった形で、貧困のしくみがある程度わかっていると、援助の必要性に迫りやすくなるでしょう。
日本の国際貢献について教科書を使って確認します。物資の提供や、技術支援、教育などがあがります。
ここで考えさせたいのは、物資の援助と、技術供与の援助にはそれぞれどのような特徴があるのかです。
「『水を贈る』という援助と、『井戸の掘方を教える』という援助には、それぞれどのような良さがあるだろうか」考えさせます。一つずつ発問しても良いのですが、「互いを比べたときの良さ」を考える方が意見を書きやすいのではないかと思います。
「すばやく今困っている人々を助けることが出来る」「将来その人々が水で困らないようにできる」「自立を促す」というような意見が出てきます。どちらの援助も大切であり、それはなぜかをまとめられるとよいですね。
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