こどもが自分の力を伸ばし、将来自分の進みたい道をみつけ、すすんでいくために自分たちには何ができるか?今回は、気持ちのコントロール方法について勉強したことをまとめてみます。
「子どもは大人に比べて未熟である。間違ったことをする。」と研修会にていわれたことがある。
純粋で、単純で、言われた言葉をうのみにする。自分が言った言葉の力を信じている。ポジティブな言動が周りにあると、生き方がポジティブになる。ネガティブがあると、ネガティブになる。
自分の人生がよりよくなるよう、「やる」「やらない」をコントロールする。そのために本人は、いったい何をすればいいのか?
まずは、自分の目標をしっかり設定すること。より具体的な理想をかかげることで自分の行動をコントロールしやすくなる。例えば、「ダイエットをする!」ではなく、「今月は2kg体重を落とす!」といった具合に設定すると、自分のことをコントロールしやすくなる。
次に、自己分析を欠かさないこと。例えば、「今日の自分の体重は何kgなのか?」といった毎日の記録や、「体重が増えているのは何を食べた日か、何時に食事をした時か、何時間睡眠をとった日か」「どんな時に自分はたくさん食べてしまうのか?」など自分が太った原因を分析していく。
これらの方法の中に教員は出てこない。必要なのは、そのヒントをあたえることで、「~しなさい!」などは出てこない。「どうして?」「なぜ?」「どうしたらよかった?」などの、コーチングが非常に大きい。
教育活動を通じて、こどもを信じて任せる。そこには失敗もあるだろうが学びもある。ここで大切なのは、
結果についてではなく過程について本人に考えさせること、またさまざまな言葉で自分の感じたことや考えたことを表現してあげることである。
このようにじっくり話をするためには、普段からの関係構築が欠かせない。「話を聞く」「気にかけている」という姿勢をどれだけ示しているかが求められる。
叱るはとてもシンプルで、簡単で、あっという間に終わるため、ついつい使ってしまう手法。
コーチングはとても複雑で、手間がかかり、時間がかかるため、普段の活動の中でなかなか使われない手法。
いかに取り入れていくのか、これからこの世界で生き残っていくために問われる。
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