教師は、授業を盛り上げ、学びを深くするために資料の精選をしている。これは歴史に限らない。ただし、テストをしたり、教育相談をしているとおもうことがある。それは、個人の学びの力は伸びているか?ということ。どのように学力をつけるのか?について少し考えてみた。
例えば、思考・判断・表現力をつけるために
ひごろから、学習活動の中に説明をする発問を取り入れること。
テストでよくやるように、キーワードを入れるとよいと考える。
「近郊農業の良いところは何だろう。『ムダ』という語句を使って考えてみよう」
生徒から出た説明文は、みんなで吟味する。
例えば、どうすればより「簡潔な」「小学生にもわかりやすい」ものになるかといった具合で。
教科書本文からキーとなる箇所を探させるのも良かった。
「フランス革命が世界をどのように変えたかわかるところに線を引きましょう」
このように、後々復習をしたり、新しいところを学ぶ際に、教科書の活用方法を示せば、
学びの力を高めることが出来る。
資料読み取りの技能を高める練習も必要だ。
テストでは「資料を参考にして、○○を説明しなさい」のような問題がよく出てくる。
この手の問題に対応できるように、資料読み取りの力を高めていかなくてはいけない。
1年生では、資料の読み取り方を丁寧にする。
「この資料からわかることを書きだしてみよう」
早い段階で、雨温図や写真などのさまざまな資料に触れ、慣れることが大切だと考える。
活動がスムーズになってきたら、焦点を絞ってみる。
「この資料が伝えたいことは何だと思う」
「この資料を使って、○○の理由について説明しなさい」
といった具合にレベルアップしていく。
知識については、学級で取り組むことを活かしチームで知識を増やしていきたい。
例えば、単語帳の作成など面白い。まとめの一環として、班ごとに分かれて作らせても面白い。
ICTを使って、瞬時に共有できるようにしておけば、ワークも真っ青の一問一答単語帳が完成する。
学年によっては、学習係がいて、テスト対策問題を作るストイックな生徒もいた。
集団で学ぶことを活かし、学習支援のしくみをつくれば、生徒の支援にもなるし、教師側の負担軽減にもなる。
以上、考え付いたことを書き連ねてみた。今後も経験を積みながら、加筆修正をしていきたい。
ご覧になられた方は、ぜひコメントや提案など教えてください!
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